コラボニュースデータ
- 業種カテゴリ環境・サステナビリティ, その他
- 関連ワードアップサイクル, 環境負荷低減, 弘前市, RINGO-TEX®, 循環型EVバス
- 配信日2025年5月13日 10時00分
コラボニュース要約
- 環境に優しい素材「RINGO-TEX®」の開発
- 青森県産の廃棄りんごを使用したアップサイクルプロジェクト
- 弘前市の循環EVバスの座席シートカバーに採用
- 弘前市の「ゼロカーボンシティ」実現に向けた取り組み
- 地域資源の循環利用と環境負荷低減の実証事例
青森県産の廃棄りんごを元にした新たな素材「RINGO-TEX®」が、弘前市内の循環EVバスの座席シートカバーとして採用されました。このプロジェクトは、地元スタートアップ企業であるappcycle株式会社が開発したもので、青森の豊かなりんご資源を活かし、環境負荷の低減を目的としています。弘前市は2024年に「ゼロカーボンシティ」を宣言し、環境に配慮した公共交通を提供することで市民と観光客にSDGsの重要性を広くアピールしようとしています。
「RINGO-TEX®」は、青森県の廃棄りんごやその残渣を88%使用した合成皮革です。アップサイクルによって生まれたこの素材は、普通の合成皮革と変わらぬ質感を持ちながらも、CO2排出を減少させ、動物性原料を使わないためアニマルウェルフェアにも貢献しています。この取り組みは、青森のりんご産業の復活を目指し、廃棄物の有効活用による地域経済の活性化にも寄与します。
この新しい試みの魅力は、「RINGO-TEX®」が持つエシカルな価値だけではなく、地元企業と市が強力に連携する姿勢にもあります。弘前市が挑戦する循環型社会の実現に向けた具体的な証拠として、このプロジェクトは地域の文化や歴史を尊重しつつ、将来的には青森県全体の持続可能な発展に貢献するものです。
シートカバーが設置される循環EVバスに乗車することによる特別な体験もポイントです。環境への配慮を表現しながら移動できる機会は、利用者にとって新しい形の気遣いを感じることができます。廃棄物を原料とした「RINGO-TEX®」を使ったシートに座ることは、地域資源の循環利用を実感する体験でもあり、地元の環境問題に対する理解を深める手助けにもなります。
加えて、appcycle株式会社は今後も地域の廃棄物資源を活用し、さらなる環境配慮型素材の開発を進めていく方針です。これにより、一地方企業の取り組みが大きな社会的インパクトを持つことになると期待されています。新たなアップサイクルモデルの確立は、弘前市のみならず、日本全体のSDGs達成にも寄与することでしょう。
コラボ限定商品・限定サービス情報
コラボ限定商品、コラボ限定サービスの情報は以下の通りです。
コラボ限定商品
- 商品名:RINGO-TEX®シートカバー
- 内容:青森県産のりんご残渣をアップサイクルした合成皮革「RINGO-TEX®」を使用した循環EVバスの全座席(19席)用のシートカバー。
- 販売期間:2025年5月9日(金)~2030年3月31日
- 販売価格:具体的な価格は記載されていません。
- 解説:このシートカバーは、弘前市の「ゼロカーボンシティ」実現に向けた取り組みの一環として、地域資源の循環利用と環境負荷の低減を両立させることを目的としています。
コラボ限定商品(過去の導入事例)
-
商品名:ANA Green Jet ヘッドレストカバー
- 素材:RINGO-TEX®
-
商品名:アパレルブランド「What Is Heart (わいは)」のコラボ商品
- 素材:RINGO-TEX®
-
商品名:SEIKO ビートルズ60周年記念オフィシャルウォッチの革バンド
- 素材:RINGO-TEX®
これらの情報から、appcycle株式会社のRINGO-TEX®を使用したコラボレーションが、環境に配慮した移動手段や商品として新たな価値を生み出していることが確認できます。
コラボニュース本文
【捨てられるりんごが環境に優しい移動手段に変身】青森県産のりんご残渣をアップサイクルしたRINGO-TEX®、弘前市循環EVバスの座席シートカバーに採用日本一のりんご産地と地元スタートアップ企業の連携による地域資源の循環利用モデルappcycle株式会社2025年5月13日 10時00分65
青森県で廃棄されるりんごを原料としたアップサイクル技術を活用し、合成皮革「RINGO-TEX®」を開発するスタートアップ企業、appcycle株式会社(代表:藤巻 圭、本社:青森県青森市)は、2024年11月に弘前市と締結した包括連携協定に基づく取り組みとして、弘前市内を走る循環EVバスの座席シートカバーに「RINGO-TEX®」が採用されたことをお知らせします。当社は、青森県・東北発のインパクトスタートアップ企業として、今後も地域の廃棄物資源を活用した環境配慮型素材の社会実装に取り組み、循環型社会の実現と地域活性化に貢献してまいります。
取り組みの背景と目的
弘前市は、2024年2月に「ゼロカーボンシティ」を宣言し、県内唯一の「SDGs未来都市」として環境負荷低減への取り組みを積極的に推進しています。2025年3月からは循環型EVバスの運行を開始し、「走る広告塔」として市民や観光客に環境配慮の取り組みをPRしています。
当社は、2024年11月に弘前市と「地域活力創造に向けた包括連携協定」を締結し、日本一のりんご産地である弘前市の地域活力創造に向け連携を進めています。本協定では、アップサイクル事業の推進、伝統工芸分野での新価値創造、環境保全の促進など、計10分野での連携を通じて地域課題の解決に取り組んでいます。今回の循環型Eバスシートカバーへの「RINGO-TEX®」導入は、本協定に基づく具体的な取り組みとして、地域資源の循環利用と環境負荷低減を両立する社会実証の事例となります。
環
出典 PR TIMES